☆  憲法改悪の動きを許さない、学習・宣伝を広めよう  ☆ 
        

2013年10月17日木曜日

特別講座「現代アメリカを理解するために」

兵庫革新懇は、現在の政治状況をより深く理解するために
「特別講座」を開講することにしました。

第一回目は
 「現代アメリカを理解するために」4回
    講師は 神戸市外国語大学名誉教授の大塚秀之先生です。

 詳細は下記をご参照ください(写真版 jpg)

 募集定員は30名ですの、関心の有る方は
 早めの申込みをお願いいたします。
  FAX 078-351-2610




2013年9月24日火曜日

兵庫革新懇 夏期一泊研修ツアー 参加感想

前 哲夫 代表世話人の感想文(全文)を紹介します。

兵庫革新懇2013年夏季研修ツアーの感想
2013・9・6
前  哲 夫
                  記
1 初めて兵庫革新懇夏季研修ツアーに参加しました。寝ると歯ぎしり・いびき・寝言・おならと4拍子そろった私が相部屋の方に迷惑をかけるのではないかとか、睡眠時無呼吸症で睡眠時には空気マスクを着用するのにツアーに参加すると着用しないから、この8月は使用しなかった日が多かったのでヤバイのではないかとか、いろいろ気になることはあったのですが、久しぶりにお会いできたかたがたもあり、皆さん歓迎してくれて、バスに乗り込んだ最初から来てよかったと思いました。
2 秋の小京都―竹原
町並みはあまり]関心がなく、あいつだったら喜ぶだろうなと友人の顔を思い浮かべながら一人先頭で歩きました。驚いたのは「大国神社」・「伊勢神社」等々小さな神社の多いこと、氏子はどれだけいるのだろうといぶかしみながら歩きました。「楠神社」には「湊川神社・・・」と彫った大きな石が置かれており神戸の「楠公さん」とのつながりが現実にあることが分かりました。興味深かったのは、「大国神社」とは別に「出雲神社」があること、今でも理由は分かりません。
頼山陽の出身地で、久しぶりに川中島の合戦をうたった「鞭声粛々夜川を渡る・・・」の詩を思い出しました。
3 陸軍毒ガス製造の島―大久野島
明治時代に既に毒ガスが残酷な兵器として禁止する条約が出来、日本も批准していながら、陸軍が毒ガス製造工場を最初は新宿に作り、秘密保持と近隣被害の防止のため大久野島に(住民をすべて立ち退かせて)移したこと、使途が限られている海軍は相模原に毒ガス製造工場があったが実用化も遅く、日本軍が使用した毒ガスの95%は大久野島で作られたもので、多くは中国戦線で使用されたことを知りました。驚いたのは、終戦の1年前にアメリカから毒ガス使用を指摘され、「使い続けるならこちらも使うぞ」と脅されて使用を停止したとの、ボランティアの山内さんの説明でした。アメリカの原爆使用について終戦前に日本政府が抗議をしたことは知っていましたが、毒ガス使用についてもやりとりがあったのですね。
毒ガスの製造・保管・廃棄に関わった方々の罹患の典型は、慢性気管支炎、つぎに肺気腫。大気汚染公害の認定疾病は、慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息、喘息性気管支炎、(ただし、喘息性気管支炎は小児の疾病で、ゼーゼーという喘鳴を主症状とし、気管支ぜんそくの前駆とも考えられるので、実質は慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息の3疾病)。これらは慢性閉塞性肺疾患と総称されます。以前四日市喘息が有名になり訴訟も被害原告の勝利に終わりましたが、その頃から財界やその意向を受けた学会から、「慢性気管支炎、肺気腫はたばこ、気管支喘息はアレルギー(アトピー)が原因」という反論が始まりました。山内さんが写真と共に説明して下さった毒ガスに関わった方々の慢性気管支炎の症状は私自身が担当した尼崎大気汚染公害訴訟での重篤な患者さんの症状にそっくりでした。慢性閉塞性肺疾患は、非特異性疾患(結核のように原因となる細菌やウイルスが特定でない病気)ですから毒ガスでも硫黄酸化物や浮遊粒子状物質などのような大気汚染物質でも発症するのですね。
4 伯方の塩…略
5 大山神社
「大山衹」と書かれているのと「大山積」と書かれているのがあり、どちらが正しいのかと参加者から質問があり、明確な回答はなし。私は、古事記には「大山津見」と書いてあると発言しました。説明看板に、古事記の他に日本書紀・伊予風土記にも書かれている旨あったので、帰宅後しらべてみましたが、日本書紀では「大山衹」、伊予風土記では「大山積」と書かれており、岩波古典体系によればこれら3本とも読み方は「おおやまつみ」で現地発音の「おおやまづみ」ではありませんでした。
この神様が「天照大御神」の兄神という説明に驚いておられた参加者もいらっしゃいましたが、古事記の以下にまとめた記述をもとにしたものと思います。すなわち、イザナギノミコトとイザナミノミコトの2神は、性交して、「大八島」を始めとする島々(国々)を産み出し、次々に神々を産み出します。その中の「山の神」が「大山津見神」です。イザナミノミコトは、火の神を生んだときに女陰が焼かれて死亡、イザナギノミコトはイザナミノミコトに会いたいと黄泉の国へ行くが無残なイザナミノミコトの姿に驚きなんとか逃げおおせ、竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原で禊をした時にまた神々を世に出します。その最後、左目を洗ったときに生まれたのが「天照大御神」、右目を洗ったときに生まれたのが「月読命」、鼻を洗ったときに生まれたのが「建速須佐之男命(=スサノオ)」です。
ですから、順番でいうと「大山津見神」が「天照大御神」の兄神ということになりますが、「大山津見神」はイザナギノミコトとイザナミノミコトの子、「天照大御神」はイザナギノミコトの子(あり得ないことですが母不在)です。
6 ホロコースト記念館…ホロコースト記念館へ手紙を送りました。
7 事務局の下田さんの話では、33回にもわたる兵庫革新懇2013年夏季研修ツアーで下見なしのツアーは初めてということでしたが、よい旅行になりました。
車中で、署名の話が出、2日目の昼食時に急遽署名タイムを用意していただきました。その時はよかったと思ったのですが、後日振り返ってみると、流れ作業のように中身をほとんど見ずに署名したのはどうだったか?署名というのはやはりきちんと趣旨等を説明して納得してもらってもらうと共にその人にも広めてもらうのが筋ではないかと思うようになりました。次年度以降ご検討下さい。
また、車中で教育長指示の「はだしのゲン」閲覧制限問題が話題になりました。読んだ方や読みかけの方から素晴らしい本との意見が出されました。平和委員会の西澤さんは「おかげで本がよく売れている」ともおっしゃっていました。私は読んでいませんが、以前、大学同期の野口善国弁護士(少年事件で有名)からこんな話を聞いております。「はだしのゲン」が映画化され、野口弁護士は子供を連れて映画館にいったところ、映画館は子供連れの人たちでいっぱいだった。ところが、原爆が落とされた直後の悲惨な被害の場面で子供たちから一斉に大笑いの声の合唱となった(野口弁護士の子は親の思いを知ってか同調しなかったけれど)と聞きました。私たちと子供たちとの感性のギャップは、家庭か学校か社会が正しく埋めてあげないといけないのではないでしょうか。


2013年9月6日金曜日

原発はいらない!神戸集会

9月6日、原発は要らない関電前集会が午後6時からおこなわれ
70人の青年や市民が参加しました。
放射能汚染水が海に流れ出す事態となっているのに本格的な対策を取らない政府への怒りが口々に訴えられました。
また、参加者の替え歌やポケット電池の着用、横断幕などで楽しく
盛り上がった集会でした。

2013年9月2日月曜日

研修ツアー スナップ写真




たけはら

全国交流会 成功へ アピール

〈アピール〉
  憲法が生きる政治へ新たな前進を
   全国革新懇交流集会(大阪)成功へのとりくみを呼びかけます

 昨年の総選挙に続き今夏の参院選で自民党やこれを補完する政党が議会の多数を占め、憲法改悪を視野に入れた反国民的な政治の強行が危惧されています。しかし、これらの国政選挙は意図的な小選挙区制の結果であり、国民の多数の意思を反映したものではありません。
 自公政権閣僚による「ナチスに学べ」発言や靖国神社参拝は、第二次世界大戦後の国際秩序を乱すものであるだけでなく、きわめて反国民的なその政治姿勢は決して容認できるものではありません。
 安倍自公内閣が進めているアベノミクス政策やTPP参加交渉は、大企業とアメリカ言いなりで、日本の主権を危うくし国民生活を破壊にみちびくものです。消費税の引き上げ、社会保障制度の破壊、労働諸条件の無限定な切り下げ、原発の再稼働などは絶対に許すことの出来ません。
 加えて集団自衛権容認への動きや欠陥機オスプレイの全土自由飛行、沖縄基地の拡張などは日本をふたたび戦争をする国へと変質させるものであり,平和憲法の規定からも認められません。
 こうした政治の暴走に対して、多くの国民は各種の世論調査でノーの判定を下しており、国民が求めている平和と豊かな生活とは全く相容れないものです。
 参院選では、東京都議選に続いて日本共産党が大きく議席を伸ばしました。これはいまや自公政権の暴走に対して正面から対決する党が日本共産党しかないことの反映であります。民主党の公約違反は国民の政治不信を促進し無党派層を増大させていますが、国民の意思の根底にある憲法にもとづく国づくり、平和で豊かな生活の実現は、日本共産党と無党派層の共同を必要としており、その活動の担い手である革新懇運動の飛躍こそが重要になっていることを示しています。
 平和・民主・革新の日本をめざす革新懇運動は国民の多様な願いの実現のために課題別の要求実現運動を支持しともにたたかうとともに、三つの共同目標にもとづく新しい政治の実現を目指す共同を呼びかけています。
 十一月に開催される全国革新懇交流集会は、この時期に、革新懇運動を大きく飛躍させる重要な機会となるものです。自民党政治を反動的に補完している日本維新の会の拠点である大阪での開催は兵庫にとっても重要な意味を持つものです、
 この成功のため、兵庫県下の地域・職場革新懇はもとより革新懇参加団体、空白地域、青年はじめ各階層からこぞって参加することをここに呼びかけます。

            二〇一三年八月二〇日   兵庫革新懇代表世話人会